ドロップダウンリスト
ガイドラインでは、ドロップダウンリストの高さの推奨値は「14DLUs(23ピクセル)」となっています。
標準のドロップダウンリストの高さは、フォントから自動的に決定されるためマニュアル設定ができません。一方、InputManのGcComboBoxの高さは手動設定ができます。例えばMS UIゴシックの9ptの場合、標準のドロップダウンリストなら20ピクセルですが、GcComboBoxなら23ピクセルに設定できます。
ガイドラインでは、コマンドボタンの高さの推奨値も「23ピクセル」となっています。ガイドラインに合わせているので当然といえば当然ですが、InputManのGcComboBoxならばコマンドボタンの高さと合わせることができ、デザインの統一感も生まれます。
コンボボックス
ガイドラインでは、コンボボックスの高さもドロップダウンリストと同様に「14DLUs(23ピクセル)」が推奨されています。
標準コントロールもInputManも、ドロップダウンリストとコンボボックスはプロパティ値により切り替えるもので元は一つのコントロールです。そのためドロップダウンリスト同様、推奨値との相違が、標準コントロールでは発生してしまいます。
リストボックス
リストボックスに関するガイドラインで注目したいのは、コントロールサイズの推奨値ではなく、複数選択が可能な場合に推奨されるコントロールです。
ガイドラインによれば、複数選択を行うときには複数選択できることが分かるようにチェックボックス付のリストボックスを使うことが推奨されています。標準コントロールの場合、チェックボックス付のリストボックスはCheckedListBoxとなるため、単一選択か複数選択かによりコントロールを張り替えなくてはなりません。一方、InputManのGcListBoxではShowCheckBoxプロパティで制御できるため便利です。
また、ガイドラインには、「複数選択時にリストボックスの下に選択済みのアイテム数を表示することが検討されている」と書かれています。InputManのGcListBoxにはフッター表示機能があるので、フッターに選択数を表示するようにコードを書けば、この検討中のガイドラインにも簡単に対応可能です。
もう一つ重要なのは、標準のListBoxとCheckedListBoxでは同じ高さに表示できるアイテム数に差がある点です。InputManのGcListBoxでは、チェックボックスの表示の有無が同じ高さに表示するアイテム数に影響しません。
ささいなことですが、このような違いが生じなければ、
お客様「リストボックスにチェックボックスをつけて使いやすくしてほしい」
開発者「了解しました(面倒だけれどListBoxをCheckListBoxへ張り替えよう)」
お客様「一度に見える項目数が少なくなった。前のように表示してほしい」
開発者「申し訳ありませんが、画面に余裕がなくて対応できないと思います」
といった会話をしなくて済みます。