株式会社はてなは12日、自分が実際に行った場所の情報を共有できるサービス「はてなココ」をリリースした。
株式会社はてなは12日、自分が実際に行った場所の情報を共有できるサービス「はてなココ」をリリースした。基本的にモバイル向けのサービスで、携帯電話やスマートフォン(iPhone、Android)などのGPS機能を利用し、自分が実際に訪れた施設や飲食店の写真、感想などをはてなココ上の「ともだち」と共有したり、一般に公開できる。
はてなココでは、ユーザーが「イマココ」を押して位置情報を送信すると、近くにあるスポット一覧が表示され、自分が実際にいる施設や飲食店を選択できる。GPS情報そのものではなく、施設などのスポット情報としてまとめられるところが特徴だ。スポットは約1万件が既に登録されているが、未登録のスポットは「イマココ」したユーザーが初めて作成できる。スポット検索だけなら、はてなにユーザー登録をしていなくても利用できる。
検索したスポットに対しては、感想と写真を投稿できる。写真はインスタントカメラ風に加工され、感想が手書き風フォントで書き込まれる。また写真上には、はてな初となるアバター機能「ハッピィ」も映り込む。こうして作成された「イマココ写真」は、はてなココ上で公開されるほか、Twitterやmixiに投稿も可能となっている。なお、実際の写真画像の置き場所には、はてなフォトライフが利用される。
また、ソーシャルネットワーク的な機能として、ユーザーがmixiのように相互に承認しあうことで「ともだち」の関係になることができる。イマココ写真などはインターネットに公開されるが、最近のイマココ履歴をチェックしたり、イマココにコメントを付けることは、ともだち関係だけができる仕組みになっている。
アバター「ハッピィ」は、はてなココ上での分身として作成が必須となっており、携帯電話のFlash Liteを使って顔の輪郭や髪型など細かくカスタマイズできる。洋服や着ぐるみ、各種アイテムなどは、はてなスターの「カラースター」との交換で入手でき、カラースターは、クレジットカードやNTTドコモのケータイ払いで購入が可能となっている。
そのほか、同じスポットに何度も「イマココ」して「常連」になったり、スポットにレビューを投稿したり、位置情報を伴わないただのツイートを「ともだちの新着」として書き込むこともできる。スポットを新規に登録することで「コココイン」というポイントが貯まったり、同じスポットにイマココしているユーザーが最大5人まで同じ写真に映り込む仕掛けも導入されている。
また、今後はAPIの公開も予定されている。
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