JSPの作成
では、ページとして表示されるJSPファイルを作成しましょう。helo.jspを次のように書き換えてください。
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=utf8"
pageEncoding="utf8"%>
<%@ taglib prefix="stripes"
uri="http://stripes.sourceforge.net/stripes.tld"%>
<stripes:useActionBean var="helo" beanclass="jp.codezine.HeloActionBean" />
<stripes:layout-render name="/layout/default.jsp">
<stripes:layout-component name="html_head">
<title>Helo Sample</title>
</stripes:layout-component>
<stripes:layout-component name="contents">
※これは、レイアウトを使ったページの表示です。
<div id="msg">${helo.result}</div>
<stripes:form beanclass="jp.codezine.HeloActionBean">
<stripes:text name="input1" />
<stripes:submit name="submit" value="Submit" />
</stripes:form>
<hr>
<ol><%
if (helo.getMessages() != null)
for(String msg:helo.getMessages())
out.println("<li>" + msg+ "</li>");
%></ol>
</stripes:layout-component>
</stripes:layout-render>

フォームから送信すると、フォームの下に新しいものから順に表示されます。ここでは、<stripes:useActionBean>タグを利用してHeloActionBeanを"helo"という変数名で利用できるようにしています。そして、
for(String msg:helo.getMessages())
out.println("<li>" + msg+ "</li>");
このように繰り返しを使い、getMessagesして得られたListから順にテキストを取り出して出力しています。<stripes:useActionBean>タグは前回、既に登場していますが、値はリクエストごとに消えていました。今回は、送信された値が常に保持され続けるようになっていることが分かります。
またセッションに保管することにより、フォーム送信後も入力フィールドの値が保持されるようになっていることに気づいたことでしょう。このように「フォームに入力された値の保管」にもセッションは利用できます。
複数ハンドラへの対応
セッションに値が保管できるようになると、保持したデータをさまざまな形で操作できるようにしたくなります。それにはデフォルト・ハンドラだけでなく、さまざまな操作に応じて処理する複数のハンドラを利用できるようにする必要があります。このための機能も、追加したプラグイン・ライブラリに用意されています。
実際にサンプルを作りながら説明をしていきます。先ほどのhelo.jspで、<stripes:form>タグ部分を次のように修正してみます。
<stripes:form beanclass="jp.codezine.HeloActionBean"> <stripes:text name="input1" /> <stripes:submit name="submit" value="Submit" /> <stripes:submit name="reset" value="Reset" /> </stripes:form>
見れば分かるように、<stripes:submit>タグが2つになっています。1つはsubmit、もう1つはresetという名前にしてあります。これらをクリックしたとき、それぞれに対応する処理を実行させるようにしましょう。
public class HeloActionBean implements ActionBean {
……中略……
@DefaultHandler
public Resolution submit() {
if (messages == null) messages = new ArrayList<String>();
messages.add(0,this.input1);
result = "「" + input1 + "」を追加しました!";
return new RedirectResolution("/helo.jsp");
}
@HandlesEvent("reset")
public Resolution resetMessages() {
messages.clear();
result = "データを初期化しました。";
return new RedirectResolution("/helo.jsp");
}
}

今回は、メッセージの投稿とリセットの2つの機能を用意してあります。Submitでメッセージを送信し、Resetですべてのメッセージを消去します。submitメソッドは、従来と同様に@DefaultHandlerを指定してあります。そしてもう1つのreset用のイベントハンドラは、resetMessagesというメソッドとして用意されています。このメソッドでは、次のようなアノテーションが設定されています。
@HandlesEvent("reset")
これは、そのメソッドがイベントハンドラで呼び出されるメソッドであることを示すものです。引数には、ハンドルするイベントの名前を指定します。これにより、"reset"という名前で送られたイベントをこのメソッドでハンドリングするようになります。このアノテーションを利用すれば、いくらでもハンドラ・メソッドを用意することが可能になります。
実を言えば、@HandlesEventがなくともハンドラ・メソッドを置くことはできるのです。メソッド名をresetにしておけば、resetボタンが押されたとき、正しくメソッドが実行されるようになります。<stripes:submit>で送信すると、Stripesは同じ名前のメソッドをActionBean内から探し、見つけるとそれを実行するのです。そして見つからなければ、デフォルト・ハンドラを実行します。@HandlesEventを利用することで、自由にイベントとメソッドを結びつけることができるようになる、というわけです。
