作るエフェクト紹介と準備
今回はアニメ、ゲームなどで使われることの多い、姿は見えないが背景を歪めて見せることでそこにいることを分からせる表現手法「光学迷彩風シェーダ」を作ります(参考資料1)。
用意するもの
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MikuMIkuEffect導入済みMikuMikuDance(以下MMD)
MMDは前回までの記事で紹介していますので本記事での解説は割愛します。 -
テキストエディタ
テキストエディタは、Windows付属のメモ帳でも構いませんが可能ならばより高機能なツールを利用することを推奨します。ちなみに著者はYokkaSoft様のUnEditorを愛用しています。
サンプルデータの準備
では、まずサンプルデータをダウンロードし、「Simple.fx」をモデルに適用します。
MMD標準付属モデルである「初音ミクver2.pmd」に適用した結果が次のとおりです。
このサンプルは全65行の極めて短いシェーダで、初期状態ではモデルを黒く塗りつぶす効果になっています。ここから目的の効果になるよう改造していきます。