グレープシティは、Excelライクな操作性で業務Webアプリケーションを開発可能にするソフトウェア「Forguncy(フォーガンシー)」を10月15日に発売する。主に、企業の情報システム部門やExcel上級者を想定した製品で、Excelで帳票や申請フォームを作成する感覚でWebアプリを簡単に作成できる。
同社は、日本のビジネスシーンにおけるExcelの普及度や、Excelファイルにおける「データと表示内容の混在」「再利用性の難しさ」といった課題に着目。既存のExcelファイルの資産を活用し、Excelの操作スキルで業務アプリケーションを内製できるツールがあれば、「ビジネスニーズの急激な変化に追随し、企業の業績に貢献できるのでは」という考えで本製品を開発した。
製品のプロダクトマネージャーを務める八巻雄哉氏は「似たようなコンセプトの製品は過去にもあったが、多くはExcelの機能を拡張するものだった。本製品は、あくまで業務アプリ開発に特化したツールであり、Excelを使うのではなく操作性を再現している点が新しい」と述べた。開発には、同社の主力製品の一つであり20年の歴史を持つグリッドコンポーネント「SPREAD(スプレッド)」の開発ノウハウが生かされているという。2013年12月の発表以降、2つのプレビュー版を経て、既に2000名以上のユーザーが試用している。
製品ページでは、製品紹介の動画や詳細を確認できる他、30日間無料で試用できる評価版も提供されている。
価格は、アプリケーションの開発に必要な開発ライセンスが税込42,984円(マシン毎)、運用ライセンスとのパックが税込99,900円から。
外部データベースやシステムとの連携、JavaScriptのカスタマイズといった、開発者の協力を前提とした高度な機能を提供する上位エディション「Forguncy Pro」の開発も進められており、2015年の第一四半期にリリースされる予定。
【関連リンク】
・Forguncy(フォーガンシー)
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