日立ソフトはJava開発におけるコーディングルール違反を、プロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirectorV4.1」を発売すると発表した。
日立ソフトは20日、Java開発におけるコーディングルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector (エニーワープ・コードディレクター)V4.1」を2007年1月4日より発売すると発表した。
「anyWarp CodeDirectorV4.1」はコーディングルールをチェックする診断ツールで、プロジェクトで定めたコーディング規約に従って実装されているかどうかをプロジェクト単位で診断する。ルール別・担当別・業務別に集計することができ、品質管理担当者や、プロジェクトマネージャーなどがそれぞれの視点でチェックすることが可能。また、anyWarp CodeDirectorV4.1は、Java用統合開発環境「Eclipse」と連携しており、プログラム開発者は自分でコード診断をすることもできる。チェックのタイミングはスケジューリングが可能で、定期的に繰り返し診断することができる。
プロジェクトチームによる開発は、開発者ごとのコーディングのクセやゆらぎを取り除き、標準化規約に従った実装をすることがプログラムの可読性を上げ、メンテナンス性を向上させる。しかし、標準化規約のチェックは、ただでさえ時間の足りない開発部隊にとって、優先度が低い作業となってしまい、結果的に品質を保てなくなることが多い。
日立ソフトではこのソフトを導入することで、品質改善状況と推移を日々管理することができるとしている。また、開発者にも負担をかけることがないうえ、開発者は自分の成績を客観的に知ることができ、モチベーションの向上を期待することができるという。
プレスリリース:日立ソフトの集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector」を大幅機能拡大
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です