GMOインターネットは、アクロディアと共同で、米Backendless Corporationのモバイルバックエンドサービス(mBaaS)「Backendless」を日本国内向けにカスタマイズした、「GMO mBaaS powered by backendless」を開発し、2015年前半を目途に提供を開始する。
「GMO mBaaS powered by backendless」は、IaaS(Infrastructure as a Service)とも組み合わせて使用できるバックエンドサービスで、ゲーム・アプリ開発者向けクラウドサービス「GMOアプリクラウド」のオプションサービスとして、2014年12月24日からβ版の公開を行っている。
iOSやAndroid向けアプリのSDKであるREST APIに加えて、Windows Phone用アプリ開発や、JavaScript、Adobe Flash、Adobe AIR向けのオープンソースSDKなど、幅広いSDKを用意する。今後は、アクロディアとの共同でアプリ開発のためのサンプルコードを拡張するとともに、3Dゲーム開発環境のUnityやCocos2d向けのSDK追加も予定している。
スマートフォンアプリに必須の「プッシュ通知」「データストア」「ユーザー管理」といった基本機能だけでなく、「位置情報検索」「メディアストリーミング」など豊富なバックエンド機能をパッケージ化して提供し、各種mBaaS機能のカスタマイズや、独自機能の追加にも対応する。
1500タイトル超のゲームアプリ運用実績のある、「GMOアプリクラウド」が採用する国内データセンターに設置しているので、海外mBaaS事業者と比較して極めて低いレイテンシを実現した。また、自然災害に強い堅牢な設備や、強固なセキュリティ対策でユーザーのアプリを保護している。
初期費用は無料で、料金プランは、100ユーザー/5GBの「フリー」、1000ユーザー/50GBの「スタンダード」、ユーザー数無制限/500GBの「エンタープライズ」の3種類を用意する。税別の月額料金は、「フリー」が無料、「スタンダード」は9800円、「エンタープライズ」は98000円。
なお、「GMOアプリクラウド」におけるオプションサービスは、機能改善の後に正式版を提供する。また、Unity用SDKの開発も進めており、公開時にはセミナーの開催も予定している。
【関連リンク】
・GMOインターネット
・「GMO mBaaS powered by backendless」
・「GMOアプリクラウド」
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