米Embarcadero Technologiesは1月20日(現地時間)、Delphi向けのコード生産性機能プラグイン「Castaria for Delphi」と、アプリケーションの使用状況をトラッキング・分析できるコンポーネント「Usertility」を、米TwoDesk Softwareから買収した。
米Embarcadero Technologies、米TwoDesk Softwareから開発支援製品「Castalia」と「Usertility」を買収、RAD Studioに順次統合
Castaria for Delphiは、構文強調表示やコードナビゲーション、コード解析、リファクタリング、テンプレート、より高度な編集機能などを提供し、Object PascalとC++のコーディング作業やアプリケーション設計作業を効率化する。同製品の機能は、米Embarcadero Technologiesの開発ツールスイート「RAD Studio」のIDE(統合開発環境)に統合される予定で、現在でも「RAD Studio XE7」または「Delphi XE7」を購入すればただちに利用できる。
Usertilityは、アプリケーション開発者がユーザー数、プラットフォーム、アプリを開いた回数、エンドユーザーがどのユーザーインターフェース要素を利用したかを計測できるコンポーネント。データの可視化と分析のためのグラフィカルインターフェースを備えた、バックエンドサービスを含んでいる。アプリにコンポーネントを追加するだけで、追加のコーディングなしに分析機能を組み込める。VCLおよびFireMonkeyで利用可能で、米Embarcadero Technologiesでは、Usertilityの機能をAndriodやiOSなどのモバイルプラットフォームで利用できるように製品を拡張する計画という。
【関連リンク】
・エンバカデロ・テクノロジーズ
・「RAD Studio XE7」
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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