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AngularJSではじめるJavaScriptフレームワーク開発スタイル

AngularJSのリリース前の新しいルーター機能(ngNewRouter)を触ってみよう

AngularJSで初めるJavaScriptフレームワーク開発スタイル 第10回

ネストしたビューを表示する

 続いてネストしたビューを持った画面を作成します。ネストした構造は少々、複雑になるためにパスとコンポーネントの関係を図3に示します。

 このように、パスの構造を2つにすることで実現します。

図3 ネストしたビューを表示する時のパスとコンポーネントの関係
図3 ネストしたビューを表示する時のパスとコンポーネントの関係

 HTMLテンプレートはitem.htmlの中にネストしたビューであるdetail.html を表示するようにします。

 そのためにはリスト9のようにHTMLを作成します。

リスト9 ネストするビューの内容(router3/index.htmlの抜粋,router3/item/item.html,router3/detail/detail.html)
//  router3/index.html の内容(抜粋)
<body ng-app="app">
    <div ng-viewport style="padding: 10px; margin: 10px; border: 2px solid gray"></div>
</body>

//  router3/item/item.htmlの内容
<h3>item.html</h3>
<div ng-viewport><!-- ここにdetailの内容を表示する --></div>

//  router3/detail/detail.htmlの内容
<div style="margin: 10px; padding: 10px; border: 2px solid blue;">
    <h5>detail.html</h5>
    <div>
        <p>本文・・・・・</p>
    </div>
</div>

 続いて、ネストしたビューを表示できるようリスト10のようにルート設定をネストさせます。

リスト10 複数のコンポーネントの指定(router3/app.jsの抜粋)
//  (1) 1階層目のパスを定義
AppController.$routeConfig = [
    {path: '/',         redirectTo: '/item/detail'},
    {path: '/item',     component : 'item'}
];
function AppController() {
};
module.controller('ItemController',[ItemController]);

//  (2) 2階層名のパスを定義
ItemController.$routeConfig = [
    { path : '/detail', component : 'detail'}
];
function ItemController(){
}

 (1)では1階層目の「/item」に該当するコンポーネントを指定します。

 2階層目の「/detail」に該当するコンポーネントを指定するには(2)のようにitemコンポーネントのコントローラであるItemControllerにパスとコンポーネントの関係を指定します。

 複数のコンポーネントの指定や、ネストしたルート設定などを組み合わせると、残念ながらまだまだうまくいかないケースが多々あるようです。

 まだまだ、公開されているサンプルコードなども足りないために、推奨される利用方法なども不明な部分が多々ありますが、正式版がリリースされる頃には改善されているものと思います。

最後に

 ルーター機能は、AngularJSが得意とするSPA(シングルページアプリケーション)では特に重要な機能で、MVC構造をどのように管理するかという点にまで影響があるといっても過言ではありません。

 そういう意味でもAngularJSに限らず、SPAではこのルーター機能の良し悪し、もしくは、その選択がプロジェクト全体にも影響してしまいます。

 ngNewRouterはまだまだ開発中ではありますが、現段階では、ビルトインRouterのシンプルさや、UI Routerのように画面遷移をより意識したルーターとは別な特徴を持った、より独立性が高いコンポーネントの組み合わせをコントロールできるルーターであるという印象を受けました。

参考資料

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 小林 昌弘(コバヤシ マサヒロ)

WINGSプロジェクト について> 有限会社 WINGSプロジェクト が運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 ...

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