Microsoftは現在、SNSや開発者コミュニティ、および顧客から、今後の開発についての意見や要望などを集めている。その中でも、非常に要望が多かったのが、PowerShellにおけるSSHのサポートであった。具体的な用途としては、SSHを利用した、LinuxからWindowsまたはWindowsからLinuxへの相互接続が挙げられる。
SSHをサポートした製品は、Linux向けでは数多く存在するものの、Windows向けはごく限られたものしかなかったため、PowerShell開発チームではユーザーからの要望に応える最善の方法として、PowerShellによるSSHのサポートを決定した。さらに、開発の成果はOpenSSHコミュニティへ還元する。
実のところ、PowerShellによるSSHサポートの試みは、過去にもPowerShell V1およびV2でも行われていたが、どちらも最終的には見送られていた。今回、3度目となるPowerShellによるSSHのサポートが決定された背景には、冒頭でも述べた、ユーザーや開発者コミュニティなどからの意見を積極的に聞き、実際の開発に結びつけていく、Microsoftの社内的な雰囲気の変化があるという。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「Windows PowerShell Blog」(英語)