アプリケーション開発者がいきなり「インフラ構築よろしく」と言われても、どうしようもありません。まったく領域の違う仕事なのに、社内ではあまり理解されていないとお悩みでは? そこで翔泳社では『プログラマのためのDocker教科書』を刊行しました。いまこそ、コードが書ければインフラ構築ができるDockerを。
翔泳社では11月19日(木)に『プログラマのためのDocker教科書 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化』を刊行しました。本書はインフラの基礎知識がないプログラマのための、コードでインフラ構築管理ができるDockerの入門書です。
プログラマといえど、コンピュータやネットワークに関するあらゆる仕事をこなせるわけではありません。特に困るのが、アプリケーション開発が主業務なのに、会社都合でインフラの構築を任されてしまうことではないでしょうか。
本書では、コンテナ仮想化ツールの「Docker」を使って、コードでインフラ環境を構築する方法を一から解説しています。もちろんインフラのことをまだまだ知らないという方のために、基礎知識も掲載。これ1冊でプログラマがDockerを使ってインフラを構築できるようになるまでをサポートしています。
著者の阿佐志保さんは、特にSI業界に就職した若手のアプリケーションエンジニアに本書を読んでもらいたいとのこと。Javaを勉強し、基本情報処理技術者試験を取得すると、いままでのSI業界では何かしらの仕事ができましたが、いまではクラウドの進歩により大量の知識や技術を、果てしなく勉強し続けなければなりません。
その中で、何をどのタイミングでどのように習得すればいいのでしょうか。本書は阿佐さんが試行錯誤して築いてきた知識を分かりやすく整理し、いま学ぶべき事柄をまとめたものです。インフラ構築を任されて困っているなら、あるいは任されてしまうかもしれないときに備え、ぜひ本書で「コードによるインフラ構築管理」を習得してみてください。
プログラマのためのDocker教科書
インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化
著者:WINGSプロジェクト 阿佐志保
監修:山田祥寛
発売日:2015年11月19日(木)
定価:3,000円(税別)
- 第1章 おさえておきたいシステム/インフラの知識
- 第2章 コンテナ仮想化技術とDocker
- 第3章 Dockerのインストールと基本コマンド
- 第4章 DockerFileを使ったコードによるサーバ構築
- 第5章 Dockerイメージの共有――DockerRegistry
- 第6章 複数コンテナの一元管理――Docker Compose
- 第7章 マルチホスト環境でのDocker運用――Docker Machine、Docker Swarm
- 第8章 クラウドでのDocker運用
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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