アイ・ティ・アール(以下、ITR)は12月13日、国内のAPI管理市場規模推移および予測を発表した。
2015年度の国内API管理市場は、売上金額で前年度比80.0%増の高成長となった。APIは社内外にあるシステム間をセキュアに連携する手段のひとつとして注目を集めており、大企業を中心に導入が進んでいることが要因となっている。
2016年度は新規参入ベンダーが増加し、各社の積極的なプロモーション活動などによって認知度が向上している。その結果、前年度比で2倍程度の市場規模に膨らむと予測されている。
今後はAPIの公開およびそれに伴うデータの公開により、新たな事業が創出される期待が需要の喚起を加速させるとみられている。そのため、デジタルイノベーションやデジタルトランスフォーメーションを実現するコア技術のひとつとして導入が進むと考えられる。結果、同市場の年平均成長率(2015~2020年度)は41.1%になり、2020年度の売上金額は2015年度の5.6倍になると予測されている。
今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:システム連携/統合ミドルウェア市場2016」に詳細を掲載している。同レポートには、BPM市場、BRMS市場、EAI市場、ESB市場、API管理市場、CEP市場、EDI市場を対象に、国内33ベンダーへの調査に基づいた2014~2015年度売上げ実績および2020年度までの売上げ予測を掲載している。
【関連リンク】
・プレスリリース - ITRがAPI管理市場規模推移および予測を発表
・ITR
・ITR Market View:システム連携/統合ミドルウェア市場2016
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