Red Hatは、11月11日、同社の提供するエンタープライズ向けのKubernetesコンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」の最新バージョンである「Red Hat OpenShift 4.20」をリリースした。
Red Hat OpenShift 4.20は、AIワークロードの高速化や、コアプラットフォームのセキュリティ強化、データセンターからパブリッククラウドやエッジに至るまで一貫した仮想化戦略の強化を実現する機能を導入している。
コアプラットフォームの運用柔軟性が向上し、Red Hat OpenShift Platform Plusのユーザーのセキュリティ機能が強化された。これにはRed Hat Advanced Cluster Security 4.9の一般提供開始と、 Red Hat Trusted Artifact Signerおよび Red Hat Trusted Profile Analyzerの機能強化が含まれる。本機能の強化によって、ユーザーはセキュリティデータの管理と分析がより簡単になる。
具体的には、「BYO OpenID Connect」により、既存のOpenID Connect(OIDC)インフラストラクチャを活用可能となり、ユーザーデータに対する制御性を強化。また、「External Secrets Operator」(ESO)は、外部シークレット管理システムから取得されたシークレットのライフサイクル管理を提供し、セキュリティを向上させる。
さらに、複雑なAIワークロードの導入と管理を効率化し、拡張と管理を容易にする新機能も導入された。例えば、「LeaderWorkerSet(LWS)API」は、自動化されたオーケストレーションとスケーリングにより、大規模な分散AIワークロードの管理を簡素化する。
変更点の詳細は、プレスリリースを参照のこと。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
