Cursorは12月10日、新機能「Debug Mode」を発表した。同機能は、従来の自動エージェントだけでは解決が難しかったバグ修正を支援することを目的に、実行時情報と人間による検証を取り入れたエージェントループを実現している。
Debug Modeでは、コードベースを解析し、バグが発生している可能性のある箇所について複数の仮説を生成する。その後、各仮説を検証するためのログ出力をコードに自動挿入し、開発者が実際にバグを再現することで、実行時の変数状態や処理の流れなどのデータを収集する。この情報をもとに、問題の根本原因を特定し、数行規模の最小限の修正案を提示する仕組みだ。
修正後は、再度バグの再現を求め、動作確認を行う。もしバグが解消されていなければ、エージェントが追加のログを挿入し、再度修正を繰り返す。開発者の判断を組み込んだ対話型の検証プロセスにより、高度なバグも修正可能になる。
Debug ModeはCursor 2.2より提供されており、エンジニアのデバッグ作業の効率向上を支援する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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