Canonicalは12月2日、Windows Subsystem for Linux(WSL)向けの「Ubuntu Pro for WSL」の一般提供を発表した。Microsoft Storeからインストールでき、ソースとベータ版はGitHubでも公開されている。
Ubuntu Proは、デスクトップ、サーバー、IoTデバイス全体にわたってエンタープライズグレードのセキュリティメンテナンスとサポートを提供している。今回のUbuntu Pro for WSLリリースで、より広範なエンタープライズニーズに対応する。
Ubuntu Pro for WSLは、拡張セキュリティメンテナンス(ESM)を有効化し、管理ポリシーに従って適用可能なCVEセキュリティアップデートを提供する。Canonicalは、Ubuntuリポジトリを通じてパッケージ化・公開されたソフトウェアに対して、最大15年間のCVEセキュリティパッチを提供するうえ、Ubuntu Proのサブスクリプションは、Python、Go、Rustなど、WSLで広く使用されているツールチェーンのセキュリティメンテナンスもカバーしている。
また、Ubuntu Pro for WSLでは、システム管理者がCanonicalのUbuntu向けシステム管理ツールであるLandscapeを使用してインスタンスを管理できるようになる。LandscapeのWSL管理機能は現在ベータ版である点に注意が必要。
さらに、WSLを使用する開発者向けに新たなサポートモデルを導入。Canonicalは、電話サポートとチケットサポート(Ubuntu Pro+Support)を含むUbuntu Proサブスクリプションプランを提供している。
詳細はブログポストより確認できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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