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JavaScriptおよびTypeScriptランタイム「Deno 2.6」リリース、最新のパフォーマンス改善やバグが修正

 12月10日、JavaScriptおよびTypeScriptランタイム「Deno 2.6」がリリースされた。V8エンジンがバージョン14.2にアップグレードされ、最新のパフォーマンス改善や、バグ修正がなされた。

 Deno 2.6では、npxに相当する新しいエイリアスコマンド「dx」が導入された。これは、npmおよびJSRパッケージからバイナリを実行する便利な方法を提供する。dxはdeno runと同様に動作するが、別のパーミッションフラグが渡されない限り、デフォルトで--allow-allパーミッションを使用する点などが異なる。dxエイリアスをインストールするには、deno x --install-aliasを実行する。

 また、今回のバージョンでは権限をより細かく制御できるようになり、--ignore-readおよび--ignore-envフラグにより、特定のファイル読み取りや環境変数アクセスを選択的に無視できるようになった。NotCapableエラーを投げる代わりに、Denoにそれぞれ NotFound エラーとundefinedを返すよう指示することも可能。

 さらに、Deno 2.6にはGoで書かれた実験的なTypeScriptタイプチェッカー「tsgo」が統合された。この新しいタイプチェッカーは、TypeScriptで書かれた以前の実装よりも大幅に高速化されている。

 詳細はDenoの公式ブログより確認できる。

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https://codezine.jp/news/detail/22815 2025/12/17 13:00

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