「よろずプログラマーのためのPython導入ガイド」連載一覧
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2008/06/17
Java meets Python - 第7回 ハリウッドの原則
過去に作成したコードを眺めると、プログラミングを始めた頃には気付かなかった欠陥が見えてきます。ソフトウェアの設計にあたってはのちのちのコストを見据えた上で、再利用への配慮を行うことがとても重要です。今回は、先の連載で紹介した3つのゲームから共通する部分をフレームワークとして抽出し、リファクタリングを試みます。
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2008/06/13
Java meets Python - 第6回 配列と別れる50の方法(3) ライフゲーム
例外処理を導入すると、配列に伴う ArrayIndexOutOfBoundsException とさえ共存できます。確かに、この対処法は魅力的ですが、後で思わぬツケが回ってきます。今回は、ライフゲームの事例を通して、伝統的な手法から視点を移して、オブジェクト指向の立場から観察することで、これらの問題点を再考します。
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2008/04/04
Java meets Python - 第5回 二分木と辞書
洗練されたOOPの世界では、利用者定義のクラスと組み込み型との間に「シームレス」な関係を維持できます。先に紹介した二分木を再構成すると、これを組み込み型dictと同等に扱えるようになります。今回は、二分木の事例を通して、クラスと組み込み型との相互理解を深めます。
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2008/01/30
Java meets Python - 第4回 配列と別れる50の方法(2) オセロゲーム
伝統的なスタイルを卒業して、OOPを習得するときに、越えなければならない壁の一つが配列です。2次元配列を扱った事例は多数ありますが、ともすると、配列が主役になり、その中身が脇役になる場面も少なくありません。そこで、発想を転換して主客逆転させると、新しい世界、オブジェクト指向の世界が開けてきます。
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2007/12/03
Java meets Python - 第3回 構造体とクラス:二分木
Java/Pythonも「C言語で書かれたアプリケーション」の一つです。どちらも、C言語で作成された部品を集積して、高機能を提供します。C言語のバイブルとされるK&Rでは、二分木を使って単語の頻度を求める事例を紹介しています。この事例を通して、C言語のDNAを持つ、 Pythonの世界へと誘います。
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2007/11/13
Java meets Python - 第2回 配列と別れる50の方法
配列を扱うたびに悩ましいのがArrayIndexOutOfBoundsExceptionです。配列の境界を越えないかという心配の種がなくなれば、明るい未来が開けてくるかもしれません。今回は、パズルの事例を通して、伝統的な手法から視点を移して、オブジェクト指向の立場から観察することで、これらの相互理解を深めます。
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2007/10/30
Java meets Python - 第1回 JavaBeansの美味しい煎り方
JavaとPythonとの異文化交流は、Jythonという新たな可能性を具現化しました。Jythonでは、JavaBeansに準拠するリソースに対して、便利な機能を提供します。また、glue言語として、特性値の参照/変更、配列に対する添字演算子の適用、暗黙のコンストラクター呼び出しなど、Javaの未来予想図を描きます。
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2007/10/16
Java meets Python - 第0回 Jythonはじめました(後編)
JavaとPythonとの異文化交流は、Jythonという新たな可能性を具現化しました。Pythonは、Rubyと肩を並べてよく比較されますが、その歴史はJavaが産声を上げるより早く、1991年にはGuido van Rossumさんの手によって公開されています。未知との遭遇は、Javaの近未来を予見させます。後編では、前編で紹介したサンプルプログラムの具体的な解説を進めつつ、今後の連載の概観を示します
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2007/10/09
Java meets Python - 第0回 Jythonはじめました(前編)
JavaとPythonとの異文化交流は、Jythonという新たな可能性を具現化しました。Pythonは、Rubyと肩を並べてよく比較されますが、その歴史はJavaが産声を上げるより早く、1991年にはGuido van Rossumさんの手によって公開されています。未知との遭遇は、Javaの近未来を予見させます。まずは連載の予告編として第0回と題し、Jythonによって広がる新しいプログラミングの可能性の概観を紹介します。