米Hortonworksは、総合的なセキュリティやデータガバナンスの独自統合といったエンタープライズ向け機能を提供する、Apache Hadoopディストリビューション「Hortonworks Data Platform 2.6」を、独ミュンヘンで開催された「DataWorks Summit/Hadoop Summit」において、4月4日(現地時間)に発表した。
Hortonworks、エンタープライズ向けの機能を備えたApache Hadoopディストリビューション「Hortonworks Data Platform 2.6」を発売
「Hortonworks Data Platform 2.6」は、インメモリキャッシングを利用した「Apache Hive 2.0 with LLAP」を業界ではじめて完全サポートし、SQLインタラクティブクエリのパフォーマンスを劇的に向上している。さらに、ACIDマージ機能によってすべてのデータを再ロードせず、エンタープライズ・データウェアハウスの最適化を実現する。
このほか、「Spark 2.1」および最新のZeppelinによるデータサイエンティスト向けエクスペリエンスの向上や、RangerとAtlasの強化による大規模ディレクトリサービスにおける同期時間の短縮、Spark、Zeppelin、HDFS、Kafka、Hbaseの拡張タグベースポリシーのサポートによる特定環境から別環境へのポリシーの一括追加、最新のAmbariによるクラスタノード再起動時におけるサービスとコンポーネントの自動起動、SmartSenseの強化によるクラスタ改善のための推奨事項適用の自動化など、さまざまな新機能が追加された。
なお、「Hortonworks Data Platform 2.6」は、Hortonworksの「クラウドファースト」戦略に基づきMicrosoft Azure HDInsightとHortonworks Data Cloud for AWSで提供されるほか、IBM Power Systemsでも利用できる。
【関連リンク】
・ホートンワークスジャパン
・「Hortonworks Data Platform」
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