人間と同程度の適応能力を持ったAI「汎用人工知能」とは?~General AI Challengeで汎用人工知能を作ろう
NextremerのAI研究開発エンジニアが解説する三歩先のテクノロジー 第1回
ここ数年で人工知能(AI)という言葉は身近になりましたが、汎用人工知能(AGI)という言葉は聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。汎用人工知能とは、実はその意味さえも完全には定まっていないのですが、「人間に近い適応能力をもった人工知能」と考えられます。特定の製品やアルゴリズムが存在するわけではなく、さまざまなところで完成までの道のりが議論されている段階の人工知能です。しかし最近では、環境の整備が進み、一般のエンジニアでも最先端の開発に参加できる仕組みが整いつつあります。そこで、本記事では汎用人工知能の開発への参加方法として、世界規模のコンペティションであるGeneral AI Challengeを紹介します。前半で汎用人工知能とは何か、General AI Challengeの概要について確認し、後半では課題を解くエージェントの作り方を見ていきましょう。
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壹岐 太一(株式会社Nextremer)(イキ タイチ)
株式会社Nextremerにて深層学習の論文調査や新規アルゴリズムの開発を行っています。機械学習の論文読み会を定期開催しています。
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