米Adobeは、クリエイティビティに関する世界最大規模のカンファレンス「Adobe MAX」において、Adobe XD CCなどの新たなアプリケーションを含む次世代のCreative Cloudを発表した。これにより、主要アプリケーションもアップデートされる。
今回正式版として登場したUI/UXデザインツール「Adobe XD CC」は、モバイルアプリやWeb サイトなどのデザインおよびプロトタイピングのためのアプリケーションで、ディレクターがワイヤーフレームをつくるといったラフな段階から、高精度のデザインカンプの作成までカバーできる。
搭載されている特徴的な機能を以下に紹介する。
- アセットパネル機能
- リピートグリッド機能
- Creative Cloudアプリケーションとの連携
アセットパネル機能
画面左側のアセットパネルによって、カラー、文字スタイル、シンボルの一元管理が可能。アセットパネルでそれぞれを編集すると、キャンバス上に一括で反映される。
リピートグリッド機能
また、リピートグリッドの機能によって、繰り返し表示したいアイテムの複製が簡単にできる。オブジェクト間のマージンも一括で調整できるうえ、テキストファイルを流し込んで各アイテムにテキストを振り分けることができる。
Creative Cloudアプリケーションとの連携
さらに、他のCreative Cloudアプリケーションとの連携も可能だ。8月までのベータ版のアップデートでは、カラーと文字スタイルをCreative Cloudライブラリから選んで反映させることができたが、今回の正式版でグラフィックにも対応。PhotoshopやIllustratorで作った画像をCreative Cloudライブラリに登録することで、XD側で取り出し配置できる。また、配置した画像はリンクから編集できる。
Creative Cloudデスクトップアプリのアップデートは、Creative Cloudメンバーであれば本日19日より無償でダウンロードして利用可能。また、Adobeのモバイルアプリについても同日より、Apple App StoreおよびGoogle Playからダウンロードできる。
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