米Clouderaは、データウェアハウスおよび機械学習向けプラットフォーム「Cloudera Enterprise 6」の提供を、9月10日(現地時間)に発表した。あわせて、「Cloudera Altus」のハイブリッドクラウド対応も発表している。
「Cloudera Enterprise 6」およびハイブリッドクラウドに対応した「Cloudera Altus」によって、顧客の管理やas-a-service形態の管理を通じて、パブリッククラウドとデータセンターの長期的/一時的なワークロードに対する、コントロールとガバナンスの統合を実現する。
「Cloudera Enterprise 6」は、ミッションクリティカルなデータウェアハウス、および機械学習アプリケーション向けの、同社のもっとも強力なプラットフォームであり、オンプレミスやクラウドなどデータの保管場所に関わらず実行できる。
今回の最新版では、SQL、リアルタイム、ストリーミングのワークロード性能を向上したほか、データウェアハウス向けの全文検索機能が追加された。さらに、単一のCloudera Managerインスタンスにおいて最大2500ノードを、より簡単かつ効率的・セキュアに管理可能になっている。
「Cloudera Altus」のハイブリッドクラウド対応は、「Cloudera SDX」と「Cloudera Altus」のパブリッククラウド管理技術の統合によって実現したもので、顧客企業はクラウドの柔軟性を最大限に高められるほか、エンタープライズのIT部門はあらゆる場所のあらゆる管理形態でワークロードをコントロールしつつ、企業とデータプロフェッショナルの求めるデータ共有を実現できる。
「Cloudera SDX」は、統合型のメタデータ制御を可能にし、管理作業を容易にしつつストレージサービス、ワークロード、運用環境を通じてコンテキストとデータのリネージを維持し、セキュリティやガバナンスのポリシー、ビジネスの定義などクリティカルなメタデータを一度設定するだけで、あらゆる場所のワークロードに適用し、パブリッククラウド・インフラを維持できる。
「Cloudera Altus」のハイブリッドクラウド向け制御機能と「Cloudera SDX」との連携によって、長期的/一時的なワークロードはClouderaによるas-a-service形態、またはユーザー企業によるCloudera導入環境の一部として管理を行い、利用可能なデータコンテキストの迅速な確保が可能なため、データドリブンのアクティビティをより簡単に共有・信頼・監査しつつ、運用にかかるオーバーヘッドへの影響を軽減できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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