NECは、統合運用管理ミドルウェアの最新版「WebSAM Ver.7」の販売を開始した。
NECは19日、統合運用管理ミドルウェアの最新版「WebSAM Ver.7」の販売を開始した。
常に拡大し続ける企業システムにおいて、運用管理の複雑さは増していく一方であり、さまざまな個別システムごとの管理を徹底しても、企業のITシステム全体の管理という面からは効率が悪くなってしまいがちである。
今回バージョンアップしたWebSAM Ver.7では、「企業のITシステム全体の統制」(全体統制)という考えのもとに、運用管理基盤「WebSAMフレームワーク」の強化を図った。同製品の特徴である運用ノウハウ集「ナレッジ」には、WebSAM製品を始め、OS、DB、APサーバ、グループウェア等主要18製品についてNECのシステム構築で培った運用ノウハウを盛り込まれており、これらを活用することでトラブル時における運用管理者の負担を減らすことができる。ナレッジはユーザーが独自に追加していくことも可能で、製品と自社の運用ルールを合わせたナレッジが蓄積されていけば、トラブル時の対処を広く共有・明文化することができる。
他にも同社研究所の技術を用い、人間工学に基づいたGUIを持つコンソールの提供や、WebSAM製品体型をシンプルに再構築するなど、導入しやすい環境を用意している。
NECでは、企業における内部統制投資への対応強化を行い、2009年度までに既存顧客・中小企業あわせて3万システムの出荷を目指す。また、全国拠点のエンジニアを400名から800名に倍増させ、顧客の要望に柔軟に対処していくとしている。
プレスリリース:シンプルな運用管理を実現する「WebSAM Ver.7」
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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