Web開発に関するブログを綴っているFiftyfoureleven.comにて、CSSファイルを圧縮し、転送速度を高速化させる手法が紹介されています。PHPを使うことで、Apacheのモジュールを使った圧縮転送が制限されている場合でも有効です。
Web開発に関するブログを綴っているFiftyfoureleven.comにて、CSSファイルを圧縮し、転送速度を高速化させる手法が紹介されています。PHPを使うことで、Apacheのモジュールを使った圧縮転送が制限されている場合でも有効です。
CSSファイルは、スタイル定義が増えるにつれ、サイズが大きくなってしまいます。CSSファイルをGZIP形式で圧縮して転送することで、元ファイルの70~80%ほどのサイズになり、効率的に転送することができます。
圧縮する方法には2通りあり、どちらも同じ効果を得られます。まず紹介する方法は、CSSファイルの一番上に簡単なPHPコードを記述して、CSSファイルの拡張子を.phpに変更します。もう1つの方法は、CSSディレクトリに2つのファイルを設置して、自動的に圧縮を行う方法です。
まず、以下のファイルを作成します。たとえば、このファイルをgzip-css.phpという名前で保存します。
<?php ob_start ("ob_gzhandler"); header("Content-type: text/css; charset: UTF-8"); header("Cache-Control: must-revalidate"); $offset = 60 * 60 ; $ExpStr = "Expires: " . gmdate("D, d M Y H:i:s", time() + $offset) . " GMT"; header($ExpStr); ?>
1つ目の方法は、このPHPファイルの下にCSSファイルを記述することです。そうすることで、ファイルは自動的にGZIP形式で圧縮され、ブラウザに送信されます。
2つ目の方法は、より洗練された手法です。まず、gzip-css.phpをCSSファイルがあるディレクトリに保存します。
次に、同じディレクトリに.htaccessファイルを作成し、以下のように記述します。
AddHandler application/x-httpd-php .css php_value auto_prepend_file gzip-css.php php_flag zlib.output_compression On
この方法を使うと、mod_deflateなどのApacheモジュールが使えない場合でも、ブラウザに転送する前にファイルを圧縮することができます。圧縮されて転送されていない場合は、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。(PHPプロ!)
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