サーバーワークスは、AWS利用料を最適化することで、対象AWSアカウントのコスト削減を実現するサービス「コスト削減サービス」の提供を、9月4日に開始した。
「コスト削減サービス」では、利用していないリソースの洗い出しおよび削除、利用中のリソースのスペック見直し、利用中のリソースの稼働時間見直し、常時稼働リソースの購入オプション利用の、4つの方法によってAWSのコスト削減を可能にしている。
利用していないリソースの洗い出しおよび削除は、もっともコスト削減効果が高い方法で、起動しているが、実際は利用されていないEC2 Instanceの停止または削除、長期間停止しているEC2 InstanceをAMI取得後に削除、一定期間以上経過した過去のSnapshotとそれに紐づくAMIの削除など、利用されていないリソースを探し出して削除することによって、ムダなコストを削減できる。
利用中のリソースのスペック見直しでは、起動中のEC2 InstanceのInstance Typeを現在よりも低いものに変更、AutoScalingの実行台数の削減、EBS VolumeのPIOPS(io1/io2)のオプションを利用せずgp2で稼働、EBS VolumeのDiskサイズ縮小といった方法を用いる。
利用中のリソースの稼働時間見直しでは、Cloud Automatorの機能によって、EC2 InstanceやRDS db.instanceを夜間&土日祝に停止、EC2 Instanceを夜間は低スペックに、日中帯は高スペックに変更などの方法でコストを削減する。
常時稼働リソースの購入オプション利用は、コスト削減の効果が他の方法と比較すると低く、いったん購入オプションを利用すると1年または3年の利用が必要だが、長期間常時稼働のリソースでは一定の効果が期待できる。具体的には、EC2: Savings PlanまたはReserved Instance、RDS: Reserved db.instance、Redshift: Reserved Nodeなどの購入が挙げられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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