米DataRobotは、100以上のAIユースケースで構成される総合ライブラリ「DataRobot Pathfinder」日本語版の提供を、9月17日に開始した。
「DataRobot Pathfinder」は、組織や企業で働くすべての人がそれぞれ独自のビジネスニーズにもっとも適したAIの活用方法を見つけられるAIユースケースの総合ライブラリで、8月11日にアメリカでリリースされている。
より多くの人がAIを自社の事業に導入できるように、14の業種で導入実績のある100以上の厳選されたAI導入のユースケースを紹介し、AIを使った解決手法を説明する。また、インパクトの大きいユースケースについては、技術面とビジネス面の双方から企業がいかにAIを実装可能かを、サンプルデータを示しつつ、詳細な事例も含めて紹介している。
「DataRobot Pathfinder」の開発には、日本からも各インダストリーの担当データサイエンティストが関わっており、10年に及ぶアカデミアと実ビジネスでの経験に基づいて、社内のあらゆるAI利用者が最適なAIユースケースを選び、実ビジネスへの実装を可能にする。
業種、課題の種類、バリュードライバーごとにフィルタリングが可能なので、もっともニーズに合ったAIのユースケースを容易に特定でき、需要の予測、新規リードスコアリング、顧客解約率の低減など、さまざまな業界で参考になるAI活用をはじめ、再入院の低減や保険申請の深刻度予測、マネーロンダリングの防止といった、特定業界における固有のAI活用も含まれる。
今回提供が開始された日本語版では、日本市場においてニーズの高い製造業、金融業、流通業などに特化した約60のユースケースを先行公開し、10月までにすべてのユースケースの日本語での公開を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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