米Fastlyは、「Compute@Edge」ソリューションの機能を大幅に強化し、新たな開発者向けツールと機能を追加したことを、10月28日(現地時間)に発表した。
「Compute@Edge」は、サーバレスコンピューティング環境での開発者エクスペリエンスを最優先に構築されており、エンドユーザーにより近い場所でコードを構築、実行したい開発者に、グローバルに分散されたエッジクラウドプラットフォーム上で動作する強力かつパフォーマンスの高いサーバレスコンピューティング環境を提供する。
同社のサーバレスソリューションは、インフラのアウトソーシングにともなう一般的な課題を排除して、サーバレスコンピューティングのメリットを提供し、パフォーマンスの向上、可視性の向上、レイテンシの低減を可能にしている。企業は、エッジ上に高度なアプリケーションやカスタムロジックを構築することで、インフラコストを削減し、迅速にスケールできる。
今回の機能強化では、新たにTerraform APIをサポートすることで、Fastlyインフラをコードとして扱い、組織の既存の技術スタックの統合された一部として機能させることが可能になり、インフラのプログラム、設定、プロビジョニングを迅速に行えるようになった。そのほか、アプリケーションを大規模にプログラムし、構築し、デプロイするために最適化されたCompute@Edge CLIの提供や、AssemblyScriptへの対応(ベータ版)、統計やエラーのユーザーインターフェース上での確認および管理への対応が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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