米Amazon Web Servicesは、パブリックコンテナレジストリ「Amazon Elastic Container Registry Public」を、12月1日(現地時間)に立ち上げた。
「Amazon Elastic Container Registry Public」を使用することで、コンテナイメージの保存、管理、共有、デプロイが可能で、誰でもグローバルに検索・ダウンロードできるようになる。
これまでも、「Amazon Elastic Container Registry」を使用したプライベートコンテナイメージのホストが可能だったが、「Amazon Elastic Container Registry Public」のリリースによってパブリックイメージもホストできるようになり、AWSアカウントを持っていなくても公開されたコンテナアーティファクトを参照してプルすることが可能になった。
「Amazon Elastic Container Registry Public」では、2つのAWSリージョン間でコンテナイメージを自動複製して、ダウンロード時間を短縮するとともに可用性を向上できるため、ローカルコピーを作成および管理していた場合は「Amazon Elastic Container Registry Public」から直接パブリックイメージを使用すると、ビルドプロセスが簡素化される可能性がある。また、パブリックコンテナイメージが変更された際に、AWS CodeBuildなどのサービスにアプリケーションを再構築するよう自動で通知するなど、AWSにおけるコンテナの操作を容易にする機能も備えている。
すべてのAWSユーザーは、「Amazon Elastic Container Registry Public」において毎月50GBの無料ストレージを利用可能で、それを超えた場合は別途料金が発生する。また、匿名でイメージをプルする場合は、毎月500GBの無料データ帯域幅を取得でき、AWSアカウントで認証すればインターネットからイメージをプルする際に、無料のデータ帯域幅を毎月最大5TBまで増やせる。
なお、予約された名前空間でなければ、ECRパブリックURLサブドメインで使用される組織名やプロジェクト名などカスタム名前空間を作成可能となっている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です