米Amazon Web Servicesは、現在限定プレビュー中のAWS Glue Elastic Viewsにおいて、ターゲットデータストアとしてAmazon Elasticsearch Serviceに対応したことを、12月1日(現地時間)に発表した。
AWS Glue Elastic Viewsは、AWS Glueの新機能であり、カスタムコードを用いることなく複数のデータストア間でのデータの結合および複製を容易にする。
使い慣れた構造化照会言語(SQL)を使用して、複数の異なるデータストアから「ビュー」と呼ばれる仮想テーブルをすばやく作成可能で、ビューに基づいて各データストアからデータをコピーして、ターゲットとなるデータストアへ「マテリアライズドビュー」と呼ばれるレプリカを作成できる。
ソースとなるデータストア内のデータへの変更は継続的に監視され、ターゲットとなるデータストアへの更新を自動的に提供することで、マテリアライズドビューを介してアクセスされるデータが常に最新であることを保証する。
今回の変更によって、Amazon DynamoDB上のデータに対してビューを作成し、Amazon Elasticsearch Serviceにてこれらのビューをマテリアライズすることが可能になり、Amazon DynamoDBを10ms未満のパフォーマンスでキー値およびドキュメントデータベースとして使用して、Amazon Elasticsearch Serviceとシームレスに結合してコードを記述することなく、高速で関連性の高い検索エクスペリエンスを提供できるようになる。
なお、AWS Glue Elastic Viewsはサーバレスであり、需要に応じて容量を自動で拡大/縮小するため、インフラストラクチャの管理は必要ない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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