米Amazon Web Servicesは、機械学習を使用してメトリクスの異常を検出し、ビジネスの健全性をプロアクティブに監視し、問題を診断し、機会をすばやく見つけ出せるサービス「Amazon Lookout for Metrics」のプレビュー提供を、12月8日(現地時間)に開始した。
これまで、多くの組織は大量のデータを手動で監査していたが、この方法は拡張性に乏しく、人的エラーも発生しやすい。一方、ルールベースによる方法は、その多くが静的であり、季節性の変化への対応が難しく、誤検出も多かった。
Amazon Lookout for Metricsは、Amazonが社内で使用しているものと同じテクノロジーによって、他の方法では見つけることが難しいデータの異常を検出するとともに、誤検出の数を減らし、同様の調査結果をグループ化し、重大度でランク付けを行い、異常の根本原因を特定するための情報を提供するため、収益、Webページビュー、1日のアクティブユーザー、解約率、トランザクション量、モバイルアプリのインストールといった、さまざまな指標で利用できる。
利用にあたって、機械学習に関する経験は必要なく、Amazon Simple Storage Service(S3)、Amazon Relational Database Service(RDS)、Amazon Redshift、Amazon CloudWatchをはじめ、Salesforce、Marketo、Google Analytics、Slack、Zendeskといった、AmazonAppFlowでサポートされるSaaS統合に保存されているデータの継続的な監視などにも対応する。
プレビュー提供は、アメリカ東部(ヴァージニア北部、オハイオ)、アメリカ西部(オレゴン)、アジアパシフィック(東京)、ヨーロッパ(アイルランド)にて行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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