JavaScriptコマンドラインツールの管理ユーティリティであるVoltaの開発チームは、最新バージョンとなる「Volta 1.0.0」を12月21日(現地時間)にリリースした。
Voltaは、JavaScriptツールチェーンをコードで管理できるユーティリティで、Infrastructure as Codeとほぼ同様の方法で、ノード、パッケージマネージャ、パッケージバイナリといったJavaScriptツールの管理が可能になっている。
今回、リリースされた「Volta 1.0.0」では、バージョン0.9.0で追加された、パッケージマネージャを用いてツールを直接インストールする仕組みが拡張されたnpm linkが導入され、異なるnpmバージョン間でもローカルパッケージとリンクできるようになった。また、異なるノードバージョンを使用している2つのプロジェクトをリンクしようとした場合には、非互換性についての警告を発する機能も備えている。
そのほか、パッケージマネージャーがインストールされたパッケージをすべて検出し、最新バージョンへアップグレードする機能も搭載された。
近い将来の予定としては、Apple M1デバイスのネイティブビルドへの対応、pnpmパッケージマネージャ機能のサポート、volta listの改善によるツール状態の簡単な視覚化などを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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