ディップは、同社が運営するディップ総合研究所が、全国の18~69歳のIT・エンジニア就業者を対象に実施した、ITエンジニアの就業実態に関する調査結果を、2月4日に発表した。
同調査は、11月5日~11日の期間に行われ、1108名(正社員:935名、派遣社員:173名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、調査対象者の約4割が働き方改革による長時間労働の改善を実感していることが明らかになった。
残業時間に関する質問では、全産業平均の所定外労働時間10.5時間に近い、またはそれよりも低い水準である「10時間未満」が4割で最多となり、「20時間以上」は4割強、「45時間以上」は1割弱となっている。
正社員は「現在よりも少ない残業時間を希望」が半数を占めるのに対して、派遣社員は3割弱が「現在より多い残業時間を希望」と答えており、回答者の雇用形態や給与形態によって残業に対する意識が異なっていることがわかる。
約8割の人が、ITエンジニアとして就業する上で、何らかの不満を抱えており、具体的には「適正な評価・昇給制度がないこと」(32.3%)、「仕事内容・業務量に応じた十分な給与ではないこと」(31.8%)が上位を占めた。また、「常に新しい技術を学ぶ必要があり大変なこと」(13.5%)といった不満もみられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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