米Microsoftは、プログラマブルシェーダーの最新版となる「Shader Model 6.6」を、4月20日(現地時間)に発表した。なお、「Shader Model 6.6」を用いてシェーダーをコンパイルするには、最新のDirectXシェーダーコンパイラが必要で、コンパイル済みシェーダーの実行には「DirectX 12 Agility SDK」と、対応グラフィックドライバが必要となる。
「Shader Model 6.6」は、グループ共有メモリ、rawバッファ、型付き(RWBuffer/RWTexture)リソースで使用されるInterlocked *関数とメソッドをオーバーロードすることによって、64ビット整数および制限付きビット単位浮動小数点アトミック操作を導入している。
または、CBV_SRV_UAVヒープまたはサンプラヒープに直接インデックスを付けることで、記述子からリソースを作成する機能を新たに搭載した。
ほかにも、現在のレーンがヘルパーレーンである場合にtrueを返す組み込み関数IsHelperLaneの導入や、クアッドベースの導関数演算サポートの追加、色などのパックされた8ビットデータを処理するための組み込み関数セットの追加、計算シェーダーと互換性のあるウェーブサイズを指定できるWaveSizeオプションの追加、レイペイロード構造へのペイロードアクセス修飾子の追加などが行われている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です