オープンソースのJava向けアプリケーションフレームワークSpringの開発チームは、Springベースで実行可能なスタンドアロンの本番レベルアプリケーションを作成できるSpring Bootの最新版となる「Spring Boot 2.5」を、5月21日(現地時間)にリリースした。
「Spring Boot 2.5」では、schema.sqlスクリプトとdata.sqlスクリプトで使用される基本的なメソッドが再設計され、spring.datasource.*プロパティが非推奨となり、新たにR2DBC経由でアクセスされるSQLデータベースの初期化にも使用できるspring.sql.init.*プロパティが採用されている。
また、spring.flyway.urlまたはspring.liquibase.urlを定義している場合は、追加のプロパティとしてusernameとpasswordを定義する必要がある。さらに、Spring Data Solrの自動構成が削除された。
ほかにも、/infoアクチュエータのエンドポイントがデフォルトでWeb上に公開されなくなり、Webおよび検証スターターに含まれているEL実装が変更され、Glassfishの参照実装に代わってTomcatの実装が使用されるようになるなど、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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