ESRIジャパンは、地図を利用したシステムやアプリの開発環境を包括的に提供するPaaS「ArcGIS Platform」の日本国内におけるサービスを5月20日に開始した。
ArcGIS Platformでは、位置情報/地理情報に関するサービス、開発用API/ツール、コンテンツを豊富に提供しており、無料から利用可能。これらを活用することにより、既存システム/アプリへの地図機能の追加や新たな地図システム/アプリの開発を効率的に行うことができる。
ArcGIS Platformで提供するサービスは、米Esri社のGISテクノロジーに基づいたデータや機能で構成され、すぐに利用できるデータとして背景地図(地形図、道路地図、衛星画像他)、統計情報、災害情報などがあり、それらとユーザーが所有するデータを統合して活用することが可能。また、データの可視化、検索、分析、管理を行うためのさまざまな機能を提供している。
さらに、ArcGIS Platformでは多様な地図アプリ開発用APIをサポートしており、ニーズや要件に適したAPIを選択して柔軟に開発ができる。Esri社が提供するAPI(JavaScript API、Windowsやモバイル環境のネイティブ API、Python API)に加えて、LeafletやOpenLayersなどのオープンソースAPIも利用可能。また、業界標準のAPIキーによる認証に対応している。
ArcGIS Platformの料金モデルは、開発用アカウントを作成するだけで一定範囲までは無料でサービスを利用できる。無料枠を超えて利用する場合は、サービスの使用量に応じた料金を支払う形態となる。また、想定される使用量から料金を自動計算するツールも提供している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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