HashiCorpは、インフラのプロビジョニングと管理を自動化する、「HashiCorp Terraform 1.0」の一般提供を6月8日(現地時間)に開始した。
「HashiCorp Terraform 1.0」では、相互運用性を大きく向上し、ステートはバージョン0.14.x、0.15.x、1.0.x間で相互互換性があり、リモートステートデータソースの互換性がバックポートされ、バージョン0.12.30、0.13.6、0.14.0、0.15.0、1.0.xをサポートするため、Terraformのバージョン間を移動する際のワークフローに柔軟性を追加している。
「Terraform 0.15」のワークフローは、バージョン1.xでも引き続き動作するため、「Terraform 1.x」への移行にあたって、アップグレードツール、リファクタリング、その他の変更は必要ない。
すべての「Terraform 1.x」リリースには、少なくとも18か月間のメンテナンス期間が設けられており、その期間は1.0リリースのバグの調査と機能のリリースが続けられ、修正は後続の1.xリリースで提供される可能性がある(必ずしも1.0.xリリースのパッチとして提供されるとは限らない)。
なお、「Terraform Plugin SDK v1」のサポートは7月31日に終了するが、Terraform CLIおよびTerraform Cloudのユーザーはその影響を受けない。なお、サポート終了の影響を受ける、Terraformプロバイダのメンテナに対しては、「Terraform Plugin SDK v2」への移行が推奨されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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