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![]() 柳井です。 前々から勧められていた本を読みました。夢枕獏の「鳥葬の山」です。この本は短編集なのですが、その中の一篇「羊の宇宙」を、特に強く読むようにと言われていました。宇宙論について、羊飼いの少年と科学者が対談するという小説です。少年は、科学の言葉とは違う、生活に根ざした言葉を使い、宇宙についての真理を科学者と語り合います。非常にエレガントな小説でした。 この小説を読んで思ったのは、エレガントとは何かということです。プログラムを褒める言葉でも、「エレガント」という言葉をよく使います。それは、決して奇をてらったものではありません。当たり前のことを当たり前に、最小限の労力で実現する。そういったことが「エレガントさ」の条件だと思います。 仕事の多くは、エレガントさとは無縁なものが多いです。しかし、その結果として世に出すものは、エレガントでありたい。この小説を読んで、そう思いました。 |
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