Scheme実装の1つであり、大規模アプリケーション開発用途向けのプログラミング言語Racketの開発チームは、最新版となる「Racket 8.2」を7月18日(現地時間)にリリースした。
「Racket 8.2」では、Racket CSにおいて、大きい整数の演算パフォーマンスを向上させるとともに、ffi/unsafeを介した非アトミック割り当てをサポートしている。
さらに、レイヤードおよびテザーインストールのサポートが改善され、クロスコンパイラの「raco cross」は完全に機能するツールとして個別のパッケージで配布されるようになった。また、実行環境であるDrRacketにおいて、大きなビットマップを含む画像があるファイルを編集する際のパフォーマンスを向上したほか、静的型付け版のTyped Racketにおける非ポリモーフィック構造体のフィールド型がさらに改良されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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