VSNは、エンジニアを対象に実施したキャリアに関するアンケートの調査結果を、7月26日に発表した。
同アンケートは、5月28日~6月1日の期間に実施され、エンジニアとして働くビジネスパーソン8969名より有効回答を得ている。
8969名のエンジニアを対象に、「今後も現在の雇用形態で働きたいか」と聞いたところ、「現在の雇用形態で働きたい」と回答したエンジニアは約7割という結果になった。一方、「今後の働き方まだ分からない」という回答も23.5%となり、約4人に1人は今後の働き方を決めきれていないことも明らかになった。
「今後はどのようなキャリアを描いていますか」という質問では、32.5%が「早期リタイヤしたい」と回答した。次いで「全く別の職種にキャリアチェンジしたい(17.4%)」「起業したい(11.9%)」「副業・複業をしたい(10.2%)」と回答が続き、コロナ禍により新しい職種や起業への関心が高まっていることが伺えた。
「コロナ禍によって、自身の技術の幅を広げることに関心が高まったか」という質問では、「高まった(13.5%)」「どちらかというと高まった(54.0%)」を合わせた67.5%が「技術の幅を広げることへの関心が高まった」と回答した。
回答を雇用形態別でみると、フリーランスの「高まった(15.7%)」「どちらかというと高まった(53.2%)」を合せた68.9%でポジティブな回答が見受けられた。また、派遣社員(無期雇用)も「高まった(15.7%)」「どちらかというと高まった(53.0%)」と回答している。
さらに「技術の幅を広げることへの関心度」と「今後のキャリアへの志向」について分析すると、「技術の幅を広げることに関心が高まった」と回答した人で「起業したい」のは27.8%で最も多く、「早期リタイヤ」は17.6%と2割未満にとどまった。一方、「技術の幅を広げることに関心が低くなった」と回答した人のうち「早期リタイヤ」希望者の割合は50%と、技術の幅を広げることに関心が高いエンジニアは今後のキャリアに対しても意欲的な姿勢であることがわかった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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