Apacheソフトウェア財団は、オープンソースの分散データベース管理システムApache Cassandraの最新版となる「Apache Cassandra 4.0」を、7月26日(現地時間)にリリースした。
「Apache Cassandra 4.0」では、Java 11のサポートが追加され、Java 11を使用して「Apache Cassandra 4.0」をビルドおよび実行できるようになった。
また、SSTableとして明示的に管理および保存されるデータではなく、APIによってサポートされる仮想テーブルが実装され、CQLを介したメトリックの公開や、YAML構成情報の公開が可能になっている。
ほかにも、メモリ不足エラーを防ぐためにヒープメモリとディスクスペースを制限できるので、本番環境でも安全に使用可能な監査ログ、ライブクエリロギングをサポートする機能が追加され、ノード間メッセージングやストリーミングが改善された。さらに、読み取り、書き込み、廃止、削除、再構築、修復、置換といった操作がすべて、クエリ、データ、構成、運用方法、可用性の要件に対応していることを確認できる一時レプリケーションが試験的に搭載されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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