米Microsoftは、統合開発環境「Visual Studio 2022」のプレビュー4を、9月14日(現地時間)にリリースした。
「Visual Studio 2022」プレビュー4では、Orchard Coreなどの大規模ソリューションを検索する際に、ファイル内の検索が従来と比較して3倍高速になったほか、セマンティックカラー化の最大12%高速化、シンボルデータベース処理の最適化、ソリューションエクスプローラにおけるC++アイテム拡張の約2倍の高速化およびそれによるC++ IntelliSenseパフォーマンスの向上などを実現している。
また、「Attach to Process」ダイアログの更新により、ウィンドウピッカを使用してプロセスを選択できるようになり、プロジェクト外のライブラリのシンボルを簡単にロードできる新しい外部ソース機能や、別のブレークポイントが最初にヒットした後に追加のブレークポイントを構成する「依存ブレークポイント」などの新機能が搭載され、ゲームループやユーティリティAPIといった共通パスでのコードのデバッグがさらに容易になった。
さらに、BlazorおよびRazorエディタにおいて、プレビュー3で報告されていた問題が修正されたほか、ASP.NET Coreにおいてファイル保存時のホットリロードや、CSSファイルへの変更のライブ適用を含む新機能が追加されている。
ほかにも、MSVCコンパイラにおいてlibFuzzerの使用が可能になり、MSVCでコンパイルしたバイナリをlibFuzzerでファズテストできるようになるとともに、更新されたGitリポジトリの作成エクスペリエンスからAzure DevOpsリポジトリを作成可能になり、タブの色分けなどパーソナライズ機能が強化されるなど、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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