Eclipse Adoptiumプロジェクトは、独自OpenJDKディストリビューションの最新版となる「Eclipse Temurin 17」の提供を、9月23日(現地時間)に開始した。
「Eclipse Temurin 17」では、常に厳密な浮動小数点セマンティクスの復元、拡張された疑似乱数ジェネレータ、新たなmacOSレンダリングパイプライン、macOS/AArch64のサポート、Applet APIの削除にともなう非推奨化、JDK内部の強力なカプセル化など、Java 17における数多くの新機能に対応している。
また、フットプリントが小さいためコンテナでよく用いられるAlpine Linuxは、glibcの代わりにmusl libcをしているが、OpenJDKがmusl libcをサポートしていないため、Eclipse Temurinを利用できなかった。しかし、musl libcを利用する「Eclipse Temurin 17」のAlpine Linux向けバリアントが登場し、Alpine LinuxでもEclipse Temurinが使えるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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