ニワンゴは、メールポータル事業の一環としてOpenAPIを公開した。ユーザから送信されたメールを元に、ニワンゴサーバが開発者サーバに問い合わせをする仕組みになっている。
ニワンゴは29日、「ニワンゴOpenAPI」を公開した。ユーザから送信されたケータイメールを元に、ニワンゴサーバが開発者サーバに問い合わせをする仕組みになっている。これにより開発者は、携帯電話のメール機能を使ったアプリケーションを作成することができる。
一般ユーザーはどのサービスを利用する場合でも、同じ宛先(ニワンゴ宛)にメールを送信する。その際、メール本文に「コマンド」と呼ばれるサービスを識別する単語を記述しておく(例:ラーメンタイマー、関西弁など)。
メールを受け取ったニワンゴサーバは、本文に記載されているコマンドを判別し、該当する開発者サーバに問い合わせをする。開発者側は、送られてきたメールの内容やOpenAPIを利用してレスポンスを作成し、ニワンゴサーバに送り返す。最後にニワンゴサーバがユーザにメールを返信し、サービスが完結するようになっている。
つまり、ユーザとメールをやりとりする部分のインフラや機能は全てニワンゴが引き受けており、開発者はコンテンツ作りに注力できる仕組みとなっている。ニワンゴはこの機能を利用することで、『ニワンゴを「使う」からニワンゴを「作る」へ』シフトしていくとしている。
なお、同時にサンプルアプリケーションもいくつか公開されている。
ニワンゴ開発サイト
プレスリリース:ニワンゴ、メールポータル事業でOpenAPIを公開(PDF)
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