米HashiCorpは、あらゆるインフラストラクチャ上のあらゆるアプリケーションに、シークレット管理、データ暗号化、ID管理を提供するHashiCorp Vaultの最新版となる、「HashiCorp Vault 1.9」の提供を11月17日(現地時間)に開始した。
「HashiCorp Vault 1.9」では、コアワークフローを改善し、主要な機能を本番環境に対応させ、ユースケースへの対応を強化することに重点を置いている。
おもな機能追加や改善としては、アプリケーションが既存のVault IDを認証に活用できるよう、VaultをOIDCプロバイダとして利用可能にする機能(プレビュー)、多くのライフサイクル操作を自動化するGoogle Cloud用キー管理シークレットエンジン、データの内容を読み取ることなく既存のシークレットの新バージョンを作成するKV secrets engine v2 patch operations(プレビュー)、Microsoft SQL Serverにおける透過的データ暗号化(TDE)の暗号化キーを管理するためのサポートなどが行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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