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Elastic Stackではじめるデータ分析・活用入門

NASAやNetflixも利用するデータ分析・活用基盤「Elastic Stack」とは? 環境構築からデータ投入方法まで解説

インストール方法

 さて、ここからは実際に皆さんの手元にもElastic Stackの環境を用意して試していきましょう。Elasticの公式ドキュメントにインストール手順が紹介されていますが、全て英語で書かれています。そこで、ここでは日本語でインストール手順を紹介し、誰でもインストールできるようにしていきます。

 まずは全てのユースケースで必ず使用するElasticsearchとKibanaをインストールし、簡単な可視化にチャレンジしていきます。OS別にインストール方法を紹介しますので、ご自身の環境に合った方法を試してみてください。詳細が気になる方は公式ドキュメントからインストール手順を参照してください(Elasticsearchのインストール方法Kibanaのインストール方法)。

 バージョンは執筆時点の最新バージョンである7.15.2を前提にして進めていきます(以下、OSごとの見出しをクリックすると詳細が開きます)。

▼Windowsにインストールし起動する方法▼

 Elasticsearchにはmsiインストーラが用意されていますが現時点ではベータ版の位置付けであり、またKibanaにはmsiインストーラが用意されていません。したがって、どちらにも用意されているzipファイルを解凍してコマンドプロンプト、またはPowershellから実行する方法を紹介します。

  1. 公式サイトからElasticsearchのzipファイルをダウンロードし、解凍します。
  2. 解凍したフォルダを開きます。
  3. 検索ボックスにcmdと入力し、Enterキーを押します。
  4. 表示されたコマンドプロンプトに以下のコマンドを実行します。以後、このコマンドプロンプトは起動し続けたままにします。コマンドプロンプトを終了するとElasticsearchも終了してしまうため、注意してください。
    .\bin\elasticsearch.bat
    
  5. 公式サイトからKibanaのzipファイルをダウンロードし、解凍します。
  6. 解凍したフォルダを開きます。
  7. 検索ボックスにcmdと入力し、Enterキーを押します。
  8. こちらも表示されたコマンドプロンプトに以下のコマンドを実行します。以後、このコマンドプロンプトは起動し続けたままにします。コマンドプロンプトを終了するとKibanaも終了してしまうため、注意してください。
    .\bin\kibana.bat
    

▼Macにインストールし起動する方法▼

 MacであればHomebrewでインストールするのが手軽で良いでしょう。2019年以降、オフィシャルなHomebrewタップが提供されているため、正式なインストール方法の1つとなっています。 ただし、必ず最新バージョンがインストールされてしまうため、過去のバージョンを使いたい場合にはtar.gz版をダウンロードし、手動でターミナルから起動する必要があります。

# ElasticのオフィシャルHomebrewタップを追加します。
brew tap elastic/tap
# 最新バージョンのElasticsearchとKibanaをインストールします。
brew install elastic/tap/elasticsearch-full
brew install elastic/tap/kibana-full
# 個別のターミナルを開き、以下のコマンドをそれぞれ実行すると、ElasticsearchやKibanaが起動します。
# 起動後はそのままターミナルを開きっぱなしにしておいてください。
# ターミナルを閉じると終了します。
elasticsearch
kibana

▼Linux(Debian系/Red Hat系)にインストールし起動する方法▼

Debian系またはRed Hat系ディストリビューションのLinuxであればパッケージマネージャ経由でインストールするのが定番です。 以降、systemdを使用している想定で手順を紹介します。

# Debian系ディストリビューションの場合(Ubuntuなど)
# 以下の手順でElasticseaarchとKibanaをインストールします。
# Red Hat系ディストリビューションの場合は読み飛ばしてください。
wget -qO - https://artifacts.elastic.co/GPG-KEY-elasticsearch | sudo apt-key add -
wget https://artifacts.elastic.co/downloads/elasticsearch/elasticsearch-7.15.2-amd64.deb
sudo dpkg -i elasticsearch-7.15.2-amd64.deb

# Red Hat系ディストリビューションの場合(Red Hat Enterprise Linux、CentOSなど) 
# 以下の手順でElasticseaarchとKibanaをインストールします。 
# Debian系ディストリビューションの場合は読み飛ばしてください。 
sudo rpm --import https://artifacts.elastic.co/GPG-KEY-elasticsearch wget 
https://artifacts.elastic.co/downloads/elasticsearch/elasticsearch-7.15.2-x86_64.rpm 
sudo rpm --install elasticsearch-7.15.2-x86_64.rpm 

# systemdでElasticsearchとKibanaを起動します。 
sudo systemctl start elasticsearch.service 
sudo systemctl start kibana.service

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この記事の著者

山下 城司(NTTテクノクロス)(ヤマシタ ジョウジ)

 ソフトウェア開発企業のNTTテクノクロスで、新規ソリューションを検討・開発する仕事に従事。NTTテクノクロスはElastic Stackの販売代理店業務も担い、筆者自身もデータ分析等で実際にElastic Stackをソリューションに組み込むなどして積極的な活用に取り組んでいる。Elastic社の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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