レバテックは、同社が運営するフリーランスITエンジニアのための案件紹介サービス「レバテックフリーランス」が、同サービスにて業務委託のIT人材を募った企業のうち、どのような企業がどのようなタイミングで業務委託を活用していたのかを、「業界」や「設立からの年数」の切り口で分析し、傾向を明らかにした「2021年の企業の業務委託IT人材活用動向」を、1月18日に発表した。同分析は、2019年1月~11月、2020年1月~11月、2021年1月~11月の実績データに基づいている。
分析結果によれば、2019年から2020年にかけて業務委託案件が発生する企業数の増加率が約1割増だったのに対して、2020年から2021年は新型コロナ禍が落ち着きをみせたことや、システム開発需要が拡大したことから、約5割増となった。
2021年昨対比で3割以上案件が発生した企業数が増えている業界は、「医療・バイオ」「機械・電気製品」「小売」「中間流通」「運輸」となっている。一方で、東京オリンピックが終わった影響を直に受けた「建設」は約1割減となった。「医療・バイオ」は新型コロナウイルス感染症の影響によって対応が急務であったことから、ITシステム開発の需要が増加している。また、「機械・電気製品」「小売」「中間流通」「運輸」は、新型コロナ禍で需要が拡大していることから、ITシステム開発の需要が増加した。
2020年は設立から19年以下のスタートアップやベンチャー企業で、業務委託案件が発生した企業の数が増加したものの、設立後30年以上の老舗企業は減少している。一方、2021年は設立年数を問わず、業務委託案件が発生した企業の数は増加した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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