レバテックは、同社が運営するITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」が、新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者を対象に実施した、「23年度卒エンジニア採用動向調査」の結果を3月8日に発表した。同調査は、2月8日~13日の期間に行われ、289名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、23年度卒のエンジニア採用は本選考の開始時期が22年度卒と比べて「早くなった」とする企業が25.3%を占め、4社に1社が採用時期を早めたことが明らかになった。
採用時期が早期化した企業のうち、約40%が昨年度と比較して「1か月」早期化し、「3か月」が約20%でそれに続いている。一方で、前年度よりも「遅くなった」という回答は6.0%で少数派だった。
希望する採用終了時期としては、「2022年7月まで」(25.8%)がもっとも多く、以下「2022年9月まで」(20.3%)、「2022年年内まで」(20.3%)が同率で続いている。「2022年3月まで」は7.4%に留まり、ほとんどの企業が年間を通して採用を行うとみられる。また、14.3%が「いつでもよい」と答えている。
22年度卒採用と比較して、23年度卒の採用人数で変化があったかを尋ねたところ、「変化があった」とする回答は33.2%で、「1割以上増えた」(17.3%)が最多となり、「3割以上増えた」(6.5%)がそれに続いた。前年度と比較して採用人数が「増加した」との回答は26.1%を占めており、4社に1社が新卒エンジニアの採用枠数を拡大している。一方で、前年よりも「減った」とする回答は7.1%に留まった。
22年度卒採用と比較して、採用要件に変化があったかを尋ねた質問では、約4割が23年度卒の採用要件を変更したことが明らかになっており、変更内容としては「情報系学生の割合を増やした」(14.5%)、「理系学生の割合を増やした」(8.4%)が上位を占めている。文系学生の割合を増加または絞ったとする回答は2.8%に留まり、採用要件を「変更した」と回答したほとんどの企業が、「理系・情報系学生」を中心に採用を強化していることがわかった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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