米GitHubは、オンプレミス用アプライアンスサーバであるGitHub Enterprise Serverの最新バージョンとなる、「GitHub Enterprise Server 3.4」の一般提供を3月15日(現地時間)に開始した。
「GitHub Enterprise Server 3.4」では、リポジトリ内の依存関係をチェックしてアップデートするDependabotのセキュリティ更新が行われ、GitHubがリポジトリの依存関係に脆弱性を検出した際に、プルリクエストの作成が可能になっている。
さらに、GitHub Advanced Securityのパブリックベータにて、コードスキャンがRubyの解析に対応するとともに、解析できるライブラリやフレームワークが拡大され、Python、Java、JavaScriptのより深い解析が可能になった。また、REST APIによるエンタープライズ品質でのシークレットスキャンのサポートや、コードスキャニングAPIにおけるさまざまな機能向上など、GitHub APIのさまざまなアップデートも実施されている。
ほかにも、再利用できるワークフローが導入され、ワークフロー全体をGitHub Actionsのように使用できるようになるとともに、リポジトリ設定画面には管理者が適切な役割の割り当てに役立つ機能が追加された。また、組織によるREADME.mdの公開が可能になるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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