Docker Compose V2の一般提供にともない、「Docker Desktop 3.4」以降ではDocker Compose V2が自動的にインストールされるようになり、「Docker Desktop 4.2.2」以降ではdocker-composeからdocker composeへのエイリアシングが、デフォルトで有効になる。
今後、Docker Compose V1は非推奨となり、6か月間の重要なセキュリティにおけるバグ修正、および1年間のオプトアウト猶予期間を経てサポートが終了される。なお、Docker Desktop UIを使用するか、docker-compose disable-v2と入力することでDocker Compose V2をオプトアウトできる。
Docker Compose V2では、GPUマシンのサポートや、選択的なサービスの有効化を通じてさまざまな使用法や環境に合わせたComposeアプリケーションモデルの適応が可能になるプロファイルのサポート、Composeアプリの完全なリストを表示できるdocker compose lsコマンドの追加、サービスコンテナとローカルファイルシステムの間でのファイルとフォルダのコピーを可能にするdocker compose cpコマンドの追加が行われた。
さらに、クラウド統合によって、作成したプロジェクトをAWSまたはECS環境内、またはAzure ACI内で直接実行できるようになったほか、PythonからGo言語へ移行するとともに、Docker CLIからの修正をDocker Composeとより簡単に統合することが可能になるなど、さまざまな機能追加が実施されている。