Python向けのオープンソース機械学習ライブラリPyTorchの開発チームは、「PyTorch Live」として知られていたAIを利用したモバイルプロトタイプを短時間で構築可能なツールキットを、「PlayTorch」として7月22日(現地時間)にリリースした。
今回、リリースされたPlayTorchでは、複雑な開発環境が不要になり、モバイルAIエクスペリエンスを構築するプロセスが簡素化されたことで、WebブラウザからクロスプラットフォームのAI搭載プロトタイプを作成できるようになっている。
これらを実現するために、WebベースのコードエディタExpo Snackで構築された、AIを利用したエクスペリエンスを実行可能な、「PlayTorch」アプリがリリースされた。
PlayTorchアプリは、App StoreまたはGoogle Playストアからダウンロードでき、インストールした端末からplaytorch.dev/snackにアクセスして、AIを利用したPlayTorch Snackのコードを記述可能となる。PlayTorchアプリのQRコードスキャナを使用して、SnackページのQRコードをスキャンすれば、端末にコードが読み込まれ、作成したコードを試せる。
なお、PlayTorch Snackは他のユーザーと簡単に共有できる。また、PlayTorchアプリにはオブジェクト検出から自然言語処理まで、さまざまな機械学習モデルを使用したAIエクスペリエンスの構築例が付属している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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