短期間でトライアンドエラーを繰り返すアジャイル開発において、テストをどのように実施するかは重要な課題です。質の高いテストを行うためのヒントが詰め込まれた書籍が、CodeZineを運営する翔泳社から9月20日(火)に発売された『ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア』です。
『ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア』は、アジャイル開発で役立つソフトウェアテストのアイデア集です。
要件を定めるユーザーストーリーにもとづいたテスト計画を立て、効果的に実施するだけでなく、そのテストをさらにカイゼンしていくための方法が紹介・解説されています。
適切なチェックを設計するために「重要な具体例に焦点を当てよう」、テストを容易にするために「CPU時間ではなく論理的なビジネス時間を導入しよう」といった現場で培われたアイデアは、テストの質を高め、結果としてソフトウェア自体の品質を大きく向上させます。
アジャイル開発の現場でいかに効率よくテストを行えばいいのか試行錯誤しているエンジニアなど、テストに関わるすべての人におすすめです。
※本書はGojko Adzic、David Evans、Tom Rodenによる『Fifty Quick Ideas To Improve Your Tests』(2015、Neuri Consulting LLP)の邦訳です。
目次
Chapter 1:テストのアイデアを生み出す
・関係者と品質に関する全体像を定義しよう
・「常にある/決してない」から考えよう
など
Chapter 2:適切なチェックの設計
・重要な具体例に焦点を当てよう
・テストシナリオの期待値には数式ではなく具体的な値を記述しよう
など
Chapter 3:テスト容易性の向上
・CPU時間ではなく論理的なビジネス時間を導入しよう
・テストからデータ生成処理を分離しよう
など
Chapter 4:大規模なテストスイートの管理
・自動テストを開発者の責任としよう
・他のチームと一緒にテストを設計しよう
など
Chapter 5:日本語版追加アイデア
・CI/CD関連
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渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
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